HSP

HSPと環境感受性

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どうもベホイミです。今回はHSPと環境感受性について紹介したいと思います。

環境感受性という単語を初めて聞いた人もいるかもしれませんが、環境感受性について理解できれば、HSPについて半分以上は理解したようものです。

HSPのメインと言ってもいいくらい重要な考え方なので、今回はこの環境感受性について紹介したいと思います。

そもそもHSPとは環境感受性の高い人のこと

HSPはハイリー・センシティブ・パーソンの略で、生まれ持った気質として、感受性が強く、刺激を受けやすく、共感力が強い、繊細である、といった特徴を持つ人のことです。

アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が1990年代に提唱した概念で、だいたい人口の15~20%くらいいると言われています。

一億人いたら、だいたい2000万人はHSPですね。

「あれ?結構多くない?」と思った人もいると思いますが

HSPであることは、ある意味普通のことなんですね。じゃあ、なんで今になって、こんなに、新しい言葉のように扱われているかというと、

今までHSPっぽい人、HSPのステレオタイプの特徴を上げると、内向的、シャイ、恥ずかしがり屋、臆病、神経質、というようにネガティブな捉え方しかできなかったモノを

アーロン博士が、HSPという概念を作ったことで、科学的に「中立的なもの」にした。というブレークスルーがあるからです。

そのキーワードとなるのが、「環境感受性」です。

HSPを一言で言うと、「環境感受性」が高い人のことを、いいます。

もしかしたらよく聞く文言なので、すでに知っている人もいるかもしれませんが、

「いやいや環境感受性」ってなんやねん!という人もいるでしょう。

専門用語を使わずに、HSPを説明すると

HSPは良い環境からは良い影響を、悪い環境からは悪い影響を受けやすい人、ということになります

感受性が「高い人」と「低い人」の違い

HSPはよく「環境感受性が高い人のこと」と紹介されます。ですが、そもそも「感受性って何だ?」って思いませんか?

例えば、僕が今日出勤する時に、学校でしょうね、小学生が通学路を歩いていたんですが

三人組の小学生の後ろを、1人で下を向きながら歩いている男の子がいました。

普通の人は、こんな男の子を見ても、「ああ、歩いているな」というか、何も思わない人がほとんどなんじゃないかと思います。

自分ごととして、考えるんじゃなくて、ただ事実としてそう認識しているだけです。

けれど、これが感受性の高い人だと、だいぶ変わってきます。

「どうしたんだろう?何か具合悪いのかな?」
「お腹痛いのかな?」
「もしかして、いじめられてる?」

というように、その場面だけでは分からないような所まで、考えてしまう人もいるんです。

こんなふうに、人間の受け止め方や反応は、一人ひとり違っていて、これが感受性が高いとか低いとかいう言われ方をするんですね。

注意してほしいのが

感受性は有りか、無しか。ゼロか1かではなくて、グラデーションがある、ということなんです。

HSPは環境感受性の高い人のこと、と紹介しましたが、そういう意味ではHSPは感受性が高い、と言えると思います。

ですが、そもそも、なぜ人間の受け止め方や反応は一人ひとり違うかというと、生まれと育ち、

生まれ持った気質や育った環境が、ぼくたちの感受性を形作るのに、大きな影響をもたらしているからです。

実際、同じような、環境感受性のレベルのHSPさんでも、ある人は音に敏感かと思えば、ある人は匂いに敏感だったりと、感受性は、高さだけではなくて、方向性や質も違います

もしかするとHSPはネガティブなもの、と考えていた人もいるかもしれませんが、

最初に少し紹介した通り、HSPは科学的には、良くも悪くもない、中立的なものです。

たしかに、HSPはネガティブな影響を受けやすいですが、同じくらいポジティブな影響を受けます。

一般人が麦茶だとしたら、HSPはワインやコーヒーみたいなものです。

麦茶は、どんなに土壌を良くしても、味にチョットの差しか出てきませんが、まあまあテキトーに育てても、だいたい似たような味になります。

反対にワインやコーヒーは、テキトーに育てるとまずいものになりますが、育てる環境

例えば、気候や手の入れ方で、味が激変します。

結果的にワインなら、数1000円あるものから、100万円以上までと、手をかければかけるほど良い影響を受けることができます。

ということで、まずは、麦茶農家さんに、五体投地、で、謝罪したいのですが、これは麦茶は悪い、ワインは良いというわけではないんです。

麦茶のように普、通の人は安定している

HSPは良い環境では良いが、悪い環境では悪い影響を受ける

これって科学的には良くも、悪くもない「中立」的な考え方なんです。

ただ、ぼくたちHSPに限っていえば、環境自体は自分で選ぶことができるし、悪い環境からの影響を減らすことだってできます。

たしかにHSPのデメリットは、全くないことは無いんですが、現代社会としてはメリットの方が多いはずです。

まとめ

HSPとは環境感受性の高い人のことで、良い環境からは良い影響を、悪い環境からは悪い影響を受けやすい人のことです。

「感受性が高い」というと感受性があるか、無いか、ゼロかイチかで考えてしまう人もいるかもしれませんが、実際は感受性にはグラデーションがあります。

同じような感受性の高さの人でも、何に反応しやすいかという「質」の部分は大きく違います。

感受性が高いこと、あるいは低いことに優劣があるわけでも無いのです。

アーロン博士は、HSPという概念を作ったことで、繊細さやシャイ、恥ずかしがり屋といったネガティブなものを科学的に「中立的なもの」にしました。ですから安心してください。

HSPは病気でもなければ、何か悪いものでもありません。うまく扱うものなのです。

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