どうもHSPブロガーのべほいみです。
今回はHSPさんには必ず知って欲しい自己肯定感について紹介したいと思います。
自己肯定感とは、その言葉どおり「自分を肯定する」感覚です。
「自分の良いところも悪いところもひっくるめてそれでいいと思える」
「自分に対してYESといえる状態のこと」
そんな状態のことを指します。
HSPにありがちな認知のゆがみを自己肯定感で緩和する
なぜHSPさんに自己肯定感が必要なのでしょうか?
もちろん、自己肯定感を高めることはHSPに限らず必要なことです。
HSPだからといって自己肯定感が低いという訳でもありません。
ここで自己肯定感の低い人の特徴を見てみましょう。
完璧主義
白黒思考
過度の一般化
他人との比較
などなど・・・・
「あれ?何か聞いたことがあるような気がする」
と思った人もいるかも知れません。
そう、なんと自己肯定感が低い人が陥る「悪い思考パターン」と
HSPさんが困りがちな「認知の歪み」は実はかなり似ているのです。
こういった「認知のゆがみ」の対処法としてすぐにできるのが「リフレーミング」
ですが
自己肯定感を上げることでも「認知のゆがみ」を緩和することができます。
自己肯定感は「高い・低い」ではなく「安定」しているか
![](https://hsphack.com/wp-content/uploads/2022/07/self_affirmation1_.png)
自己肯定感は一定ではない
自己肯定感がめちゃくちゃ高い人でも、自己肯定感は上がったり・下がったりします。
「お気に入りのセーターに醤油をこぼしてシミになった」
「友達と喧嘩した」
など些細なことで自己肯定感は下がります。
どんな人でも自己肯定感というものは多少なりとも上がったり下がったり
変化するものなのです。
自己肯定感で大事なのは安定しているか
自己肯定感で大事なのは「高い」「低い」ではなく、「安定」しているかどうか。
理想は自己肯定感が高くて安定している状態ですが、その他はどういった状態なのでしょうか?
自己肯定感が低くて、安定している場合はどうでしょう?
すでに諦めてしまっているので、不快にはなるでしょうがメンタルは比較的安定しています。このパターンは本人に変わる気がないので割愛します。
自己肯定感が高くて、不安定な場合はどうでしょう?
確かに自己肯定感は高いので自分に自信がありますが、人から批判されると過剰に反応して責任を他の人のせいにしがちです。
「高くて、安定」している人が「批判」を受け入れるのに対し、「高くて、不安定」な人は自分の評価を守るために人や環境のせいにするのです。
自分を受け入れることができないので、失敗を成長に活かすことが難しくなります。
自己肯定感は低くても社会的には成功できる?
自己肯定感は絶対に高くないといけないのでしょうか?
もちろん自己肯定感が低いと「認知のゆがみ」で仕事や勉強がうまく行かなかったり
職場や恋人との人間関係で苦しむことはあるでしょう。
とはいえ、低い自己肯定感が必ずしも社会的に失敗につながるというわけではありません。
会社で昇進する。プロジェクトを成功させる。
あるいは制作したアートや小説が評価される。
自己肯定感が低くても社会的に成功する人はたくさんいます。
確かに自己肯定感が低いとあなた自身は苦しむことになると思いますが
「自分はたいしたことはありません」
という態度で、結果を出している人の場合は
「謙虚」な人だと思われることも多いのです。
特に日本の場合は「謙遜」という文化まであります。
ですので、あなたの自己肯定感が低くてもある意味では「普通」ともいえるかもしれません。
自己肯定感が低くて不安定なあなたでも大丈夫
自己肯定感が低くて不安定な人はどうでしょうか?
いわゆる、HSPさんがつまづくことが多い「認知のゆがみ」で悩む人はこのタイプです。
でも安心してください。
実は自己肯定感が低くて不安定な人は自分が努力でどうにかできると思っている
証でもあります。
なぜなら絶対に無理だと思うならば自己肯定感は低くて安定しているはずだからです。
苦しいけれど「私ってそういうもんだ」と思っている場合には
そもそも、どうにかしなきゃという気持ちにはなりません。
自己肯定感を高く、安定した状態にする育て方
![](https://hsphack.com/wp-content/uploads/2022/07/self_affirmation2_.png)
「自己肯定感には6つの種類がある」
「自己肯定感は自分を愛すること」
など自己肯定感には様々な考え方があります。
例えば、日本で自己肯定感の第一人者の高垣忠一郎さんによると
「自分が自分であって大丈夫」としています。
私が様々な本の自己肯定感を無理矢理に要約すると
「できる」を通して
自分を好きに、周りに好きになってもらうこと
でしょうか。
自己肯定感は複数、「できる」を増やす
自己肯定感の根底には、当たり前ですが自分に対する自信がある状態です。
ここで大事なポイントは、自分が重要と思える分野で自信を持つこと
例えば 将来野球選手になりたい子どもにとっては
体育の成績が大事なのであって、理科や算数のテストで悪い成績をとってもたいして自己肯定感は下がらないかもしれません。
(でも野球選手を目指しつつ、早稲田大学に入りたい場合は話は別かもしれません。)
仕事もできて、顔がかわいくてカッコよくて、家庭環境が最高!!
趣味のダンスでも日本選手権で優勝!!
みたいにすべてが完璧、なんでも上手くやるというよりも
私は料理が得意、あなたは趣味のバレーボールが得意、君はゲームが上手いなどなど
自分の好きな、重要と思う分野で「できる」を一つでも増やすせば自己肯定感全体が良い方向に引っ張られるのです。
自己肯定感の育て方
自己肯定感を育てるには何が必要なのでしょうか?
自己肯定感を上げる方法はずばり2つあります。
それは
- 自分の自己肯定感が下がっていることを認識すること
- 小さな目標を達成すること
の2つです。
1つ目は自己肯定感は「けっこう簡単に下がる」ということを自覚することです。
自己肯定感が下がってる時に「自分のせい」するのではなくて
「ああ、いま自己肯定感がすこし下がってるな」と気づくだけでも
心は楽になります。
2つ目は小さな目標を達成することです。
自己肯定感を上げるには「行動」が必ず必要です。
自己肯定感で大事なのは「自分が重要だと考える分野で自信を持つ」ことでした。
「自分が重要だと考える分野」と聞くとついつい
「ピアノがめちゃめちゃうまく弾ける」とか「賞を取るほど絵がうまい」とか
考えがちですが
「料理の新しいレパートリーを増やす」
「好きだったコーヒーに少し詳しくなる」
「健康のためにストレッチを新しく始める」
くらいの日常生活、ちょっとした趣味で大丈夫です。
コツは難しそうだなと思ったら目標を小さく分けること。
これは心理学の世界では「スモールステップの原則」というもので
達成したいゴールを小さく分けることで成功率があがり、自分に「がんばった」「よくできた」という報酬を受取ることで
モチベーションが上がります。
行動→成功のサイクルを体験することで自己肯定感を上げていきましょう。
まとめ
今回は自己肯定感について紹介しました。
まずは自己肯定感は
- すぐに変化するものであり
- 自分の「認知のゆがみ」を知ること
- 行動→成功 小さな目標が必要
でした。
人には得手不手がありますが、それ以外にも
自分にとって大事なものとそうでないものという評価軸があります。
特にHSPさんは他の人が重要だというものを「自分の大事なもの」だと勘違いしがちです。
ぜひ、本当に自分の「大事なもの」に集中してチャレンジしてみてください。